介護GMの日常ブログ

認知症高齢者グループホームの施設長兼ゼネラルマネージャーしています。

認知症対応の悪いパターン!そこから学ぶことはできるのか!

介護事業所の施設長兼ゼネラルマネージャーしてます。

認知症高齢者のグループホームで施設長しております。今まで見た、聴いた悪い対応パターンを紹介致します。悪い対応から日々の自身の介護を振り返り何が大切なのかを感じて頂けたらと思っています。

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 【目次】

ダメ対応から学んでほしい。

なぜダメ対応を紹介するのかというと、認知症の症状には「このように対応しましょう」という良い事例があり、説明したり、勉強したりします。

しかしながら全く理解できない職員もいらっしゃいます。

実際にあった悪い対応をもとに、まず認知症の対応ではなく、人としての心があるのか。このダメ事例を読んで改められることができる事が出来たらいいなと思っております。

 

対応事例①「私の歳は45歳です。」に

認知症になると自分の歳を忘れてしまう事はあるんですが、気をつけた方が良いのが、昔の記憶になっていらっしゃる時です。

現実は80歳になっているんですが、本人の中では45歳の私になっています。

職員が言った言葉。

「何言っとるの!80歳やがね!」

本人はキョトンとしていた。

もしかしたら頭の中で混乱があったかもしれない。

 

【解説】

職員は現実を正そうとしたようですが、間違いです。

認知症という病気になられた方の世界に一緒にいないといけない。

現実を教えるという正しい事をしたと思っていても、混乱させていることに気づきましょう。

 

対応事例②財布を無くし心配している

「財布を無くした。」と5分に1回は言っている。確かに介護する方としてはどうしようもない。

「探してます。」「今持ってきます。」「大事な物なので預かってますよ。」など安心してもらうためにいろいろと声をかけたり、実際に財布を持ってもらっています。

その後も渡した財布を持ちながら「財布がない。」と言って、財布を3つくらい手に持ちながら「財布がない。」と言っていらっしゃいます。

「1番あかん」職員の言葉

「財布?そんなの捨てた。」

その後、激高していらっしゃったみたい。ほんと最悪の職員です。

 

【解説】

財布が実際に無くなってしまえばいいというつもりで言ったのかわかりませんが、人としてNG。

認知症になると短期記憶が保持できません。今言った言葉で安心したとしてもすぐに忘れてしまう。仕方がない事です。しかし、嫌な体験や言葉・嫌な人間の事は覚えていて、次あった時にはこの人は悪い人だってわかる事を覚えておいてください。

必ず自分に返ってくることを。

 

対応事例③奥さんが体調を壊している

以前は夫婦2人でご自宅で生活されていた。体調を崩し入所されました。奥様も体調が思わしくないみたいですが、まだご自宅で生活されています。

面会に来られた時もなんとかご自宅で生活しているが「腰が悪くて」と話をされていたようです。

奥さん面会後に利用者様にかけた職員の言葉

「奥さんの方が体調悪いみたいですね。ながくないんじゃない。」

 

【解説】

認知症対応というより人としてどうなのかと。

確かに危なっかしいかもしれないが、旦那さんを心配させてどうするんだ。

もし自分が病気になった時に

「あんたもう長くないね。3ヵ月後この世にいないね。」

って言われた時に「ああ、そうですね。」って言えませんよね。

 

対応事例④ご家族と離れ家族を心配している

 入所されてご家族の事が心配になって当たり前です。

「俺奥さんとなかなかあえんのやけど。」

確かにご家族にもいろいろ事情があり来られない事もあります。

そんな時にかけた職員の言葉

「もう家族からは見放されたんやて、ここに居ればいいじゃないですか。」

「ここが一番。泊ってってね。」

 

【解説】

自分ならという考えを持ちましょう。

ご家族の事を心配して当然。話を聴くことが大切です。

安心できないことで、暗い夜中でも家族のために出ていったり、行方不明になる事だってある。

認知症だからそうなるのではなく、理由がある。その理由を作っているのが私たち職員なんだということを考えるべきです。

 

対応事例⑤夜間おじいさんの事が心配になる

夜間寝られない方がいらっしゃる。言葉などで読み取るととても旦那さんが怖い方で、旦那さんが帰ってきているかを心配されているようでした。しかし旦那さんは50代の頃に亡くされていて、今でもその時の心配が夜間に起こります。

「お父さん帰ってきたか?」

夜間なかなか寝られない時に言った職員の言葉

「お父さんはもう死んどるよ。」

寝れない原因はあなたの対応です。

 

【解説】

認知症になった方の今いる世界を感じとることって難しい。敏感に利用者様の言葉を読み取り、今何に困っているのか、どんな状況にいるのかを推測し、一番安心できる言葉をかける必要があります。

現実を言ったところで不安を生み出すだけです。

 

 

最後に

今回、ダメ対応事例を紹介しました。

現在介護施設で働き、ダメ対応を目撃して、介護の仕事に幻滅してしまう方もいらっしゃるかもしれません。

 

私も、他職員の残念な対応をみて、やる気をなくしたり、介護ってなんだろ。と思ってしまう事がありました。

 

  • 残念な対応をなくしたい。
  • 残念な対応をみて介護の仕事を辞める人をなくしたい。
  • おかしい事をおかしいと言える人を増やしたい。

そんな思いです。

 

【ダメ対応から学んだ事】

必ず必要なのは、「人としての心。」

 

人生のたった少しの時間なのかもしれないが、私たちが携わらせて頂く一瞬一瞬を大切にしてほしいと思っています。

利用者様に幸せであってほしい。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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